お知らせ

2021.6.18

嶋田聡の今週の一言

両功・両罪

勉強できることが良いことか、悪いことかわからないし、運動できることが


 良いことか、悪いことかわかりません。良いか悪いかわからないのが両功・両罪です。


 勉強できないからダメなわけでもなく、運動できるから大丈夫なわけでもありません。


 どちらが良いのか、悪いのか、どちらも良いのか、悪いのかはわかりません。


 何が出来たらいいのか、何が出来ないといけないのか、今から社会人になろうと


 する時、挨拶できたら大丈夫か、資格がないとダメなのか、人はステレオタイプの


 正解を求めます。自分で、その時、その場で、何が立派で、何が大人になるのか


 考えることです。少し大人になりそう、少し立派になりそうなことを想像しながら


 やってみることです。人の話を聞く、聞かないのどちらも選択できるよう、勝手に


 決めつけないで、自分で考えることです。それを積み上げていけばそこそこにはなります。


 なんとなく、何も考えずにやることは経験になりません。坐禅をやるその時間を言われた


 通りにやっていたら立派な気がするのはおかしいのです。考えて姿勢に集中するのか、呼吸に


 集中するのか考えてやることです。たとえ言われた通りにやっても、やるのが大事と思ったから


 やっただけが自分と向き合うということです。人を介在させないで自分の思うとおりにやってみる


 のが自主性でしょう。


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