お知らせ

2021.6.11

嶋田聡の今週の一言

かたさ

     努力というとき、一生懸命とか大事という言葉が浮かびます。一生懸命やる時は


 「汗を流しましょう」となりますが、これはかなりかたい状態と言えます。汗を流す、


 流さない、涼しく過ごすのも一生懸命に含まれるものです。練習は継続するものであり、


 積み重ねるだけではありません。続けたり、辞めたり、休むことも含まれます。全部できたら


 練習です。困る人たちの特徴は「かたい」のです。結果や成果が欲しい時、中高生が勘違いして


 いるのは、より強く、より厳しく、より激しいものだけが正しいと思っている点です。強く、厳しく


 激しくやって結果が出ていなくても、頑張ったと言い訳できるからなのでしょう。 より強く、


 より弱く、より厳しく、よりゆるやかに、より激しく、よりのんびりと、やわらかに全部やれたら


 「頑張った」なのです。幅を広げて、ゆっくりやることは勇気のいることです。まじめにやっていれば


 言い訳できますが、やわらかにやると言い訳できません。やわらかさはちょうどいい感覚で、絶対ではなく


 「かもしれない」レベルでとらえることです。その感覚でもう一度、言葉や行動を見直してみることです。


 やわらかに、物事を見たり、聞いたり、考えてみることです。








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