練習と本番
意外と意識の持ち方で、結果が変わってくることがあります。
「人生二度なし」という言葉の解釈を重くとらえて、「朝飯食べた」という事実を
二度とない食事だから感謝しなくてはならないなど考えすぎる人がいます。
朝食を食べたのはただの事実で、それ以上でも以下でもありません。人生流れているの
ですから、全てのことは一回こっきりなのですが、本番の試合に強い人は漫然と千回の
素振りをしているわけではありません。一回こっきりの試合の本番の究極の一振りを
目指して、結果として、その日は二千本の素振りになるかもしれません。究極の一振りを
得るために「今のは違う}の積み重ねが、結果として練習量の多さにつながっているのです。
極みの一回のレベルを三角形の頂点Aとすれば、初心者は底辺のÈレベルになります。極みに
に行かなくてよいからAを目指してほしいのです。ただ回数を力と思っている人は無駄な
努力を重ねてしまいます。才能ではなく、何でもいいからとりあえずやっていることを
引き上げることです。たくさん字を書いてもうまくなりません。もう少しきれいに書こうと
する人の字はきれいになります。