努力の静動
ある若いサラリーマンガ「仕事がうまくいきません、言われたことはきちんと
しているのに」と言いました。80代の職人の老人は、100人以上のプロゴルファーの
クラブを作っていました。お客が①「これで満足です、ありがとうございました」と言われた後に、
約1時間後「これはどうですかと?」と、もう一本出してきました。お客は②「こちらの法が
はるかに良いです」と言ってそのクラブを受け取りました。実は1時間の間に職人が手を加えたの
でした。職人のおじいちゃんが言います。「①から②を言わせるのが仕事、職人がお客の要望に
応えるのは世界中どこにもいる、だからこの仕事を続ける」 仕事がうまくいかない理由は
「周りから認められない」「チャンスが貰えない」「自分の仕事にケチをつけられた」など
ありますが、努力には静かな努力と、動く努力があります。毎日繰り返す、言われたことをやる
静かな努力と、常に言われた以上を目指し、変えていく工夫のある動く努力があります。
静かな努力は必要ですし失敗はありません。動く努力は大失敗も大成功もありますが、その二つの
努力のバランスが大切です。今まできちんとやってきて、褒められてきた人には、怒られる理由が
わからないのかもしれません。仕事によっては二つの比重が違うかもしれません。続けていくもの、
動きのあるもの、自分がどっちが足りないのか考えてみるのもいいかもしれません。