初心
新年にちなみ「初心」とします。最初であり当初です。当初は接触した瞬間
です。何に当たるかといえば他人の言葉や行動を見たり聞いたりすることです。
自分が他者にはたらきかける場合と、それを他者がどう見るかの二つの方向があります。
他者との交わりにおいて、相手がどう思うかを大事にして、受け手として動く「初動」の
考え方があります。相手が親、兄弟、友達、仲間であろうと話しかけられた時、その反応の
仕方で相手は0.6秒以内にその人を判断するそうです。そしてそれは生涯続くそうです。
話しかけられたら一言目は「はい」です。どうでもいいから一歩踏み出すことです。印象が
0.8秒以上かかった人とまったく違ってきます。長くかかって外した人は修復に半年以上
かかってしまいますし、最初の印象はずっと変わりません。アメリカの大学で20人の男性
を見た女性は、一番強い脳波が出た男性はいろいろなゲームをしても変わらなかったそうです。
人間関係のミスは初動のミスがほとんどです。一言目を発する、一歩目を踏み出すことです。
自分が相手に対してとばかり考えがちですが、向こう側から自分に来た時、どう返すか、
返しの一手目が大切です。そんな返しのいい子を「気立てのいい子」といいます。
ゴマすりではなく、言葉で行動で返していくとアルバイト代アップにつながります。