お知らせ

2020.3.31

嶋田聡の今週の一言

森田療法 依存

自分を愛せず他人の評価に依存してしまう人は、他の人がどう思うか、他の人の評価をひどく気にします。

人と接する場面で強い不安を覚えるというのは、引っ込み思案で、劣等感を抱えていることが多いのですが、それは自分を愛せないことなのです。

「自分を認めて欲しい」「人から愛されたい」と他者の存在に依存していると、賞賛を得ることでしか満たされません。

賞賛がないと落ち込み自分自身をダメと思い悩みます。

結果的に傷つきたくないので人と接したくないと思い、対人場面を避けるようになっていきます。

人との接触を極端に恐れる「対人恐怖」は、他人と関わる場面を避けてしまいます。

自分にある欠点が問題なのだという思いが強い場合は、自分の身体症状になやまされるおそれもあります。

他人と接するのが苦手で、恐怖感さえ持つ人がいますが、恐怖の対象は他人の目ではなく、他人に受け取られる自分の像です。

自分の評価が下がることを恐れ、そうなる状況を避けているのです。

たとえ拒絶されたとしても、相手の感情はコントロールできません。

出来ないことにとらわれているのです。嘲笑されても自分は自分。無理に背伸びしようとしないことです。

 
他人が何と言おうと、自分を受け入れるのはまず自分なのです。

対人への恐怖感が減っても人前での緊張感はなくなりません。

考え方や態度を変えることで、恐怖感が無くなることをめざします。

pagetop このページの先頭へ