余裕
余裕がないと、きつく苦しいものです。自信がないので焦ってしまいます。
何とかしないとしないといけないのは分かってはいるのですが、上手くいきません。
人にはそれぞれ器(うつわ)があります。小学校から中学校、高校へ成長すると、
器もそれなりに大きくはなりますが、それなりに限界はあります。余裕がないと
いうのはこの器にいろいろ詰めすぎているのです。器の中にはやらなくてはならない事や
やりたい事、将来のことや他人の事、ゲームや遊びもあるかもしれません。いくら
大きな器の人でも気になることが多いと、器の中はいっぱいになってしまい、ヤル気が
失せてしまいます。真面目な人は二泊三日の旅行に大きなバッグに色々な荷物を
詰め込んでしまいます。気になることを考えてもいいのですが、問題は詰め込み過ぎですから
器の中に一つだけ入れるのがコツです。その一個に取り組んで、やり終えたら外に出すのです。
同時に色々やらないことです。一個一個焦らずやってみることです。朝、走っている時に
午後の空手の心配をしているとうまくいきません。気になる事のやる順番が来たらやるし
順番を変えることも工夫でしょう。成長して器を大きくすることが解決方法ではなく
「飯食う時は飯を食う」のが正解です。