お知らせ

2023.7.7

嶋田聡の今週の一言

常と身近

「常と身近」の常は、日常の事であり衣、食、住になります。裁縫が出来たり、


 食事が作れたり、部屋の掃除がきちんと賄えることが大切です。自分で何とか


 出来ないと追い込まれてしまいます。人間関係でいえば、家族と一緒にいれば


 常に親族はいますし、職場であれば常に同僚や上司はいます。常におる人と


 「どう振舞うのか、どう喋ったらいいのか分からない」では困ります。しかし、


 これが片付かないと今がないので、将来の夢や希望はありません。「音楽で生きて


 ゆくので他の事は考えたくありません」という人は、今、目の前にいる自分の話を


 しようとせずに過去や未来の話ばかりします。「身近」の近は最近よく目にする話題を


 知っておくことです。詳しくなくてもいいのですが、流れている事、変化して流れている


 ことを知っておくことです。WBCの話題に「僕は野球興味ありません」は寒いのです。

 
 「身」は身の上の事で、自分の現在の位置をしっかり把握しておくことです。過去でも


 未来でもない今、流れている日常を適当にこなすことです。適当が出来たら少し立派を


 めざせばよいのです。「常と身近」に立派をつけてゆくのです。遠い将来の可能性より

 
 今そばを流れ、通り過ぎるものに目を向けることです。学問は常と身近の間にある。「山鹿素行」

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