稽行(けいこう)
稽(けい)は考えるで、行(こう)は行(おこな)うです。行うは生活です
から、行う事、場所、役割、立場があります。人は行う=動く=動物ですから
自分が何をやったらいいのか分からないと不安になります。自分の所にボールは
飛んできますが、パス? シュート? ディフェンス?なのか分からなければ、
自分の活躍できる場所は見つかりません。人と会うと不安で上司とどう向き合うのか?
お客と何を話したらいいのか? 分からないと不安になります。①事 ②場所 ③役割
④立場を、行いながら見つけるのです。①②③④を押し付けられると辛いものですが、
自分で見つけられたら素晴らしいことです。動く自分を見て社会が動き出します。
行うことは能力ですが、頭が良いというわけではありません。東大生でも能力の低い人は
います。一つ一つの場面でどう行うかなのです。行いを見せて自分の役割を見つけるのです。
毎日、行う場面で考えるのです。最終的にだれが相手でも、自分の行う事が決められるように
なると、どの業界、場所でもやってゆけるようになります。行いもせず、自分がどんな人間かも
見せずに「わかってください」は甘えです。承認欲求の「認められる」を「認めさせる」に
変えるのです。