親孝行
親孝行は自分が一人前になったかを見る良い基準です。人は最初の段階では
何もできないので、子供は親に心配かけますし、親も心配するものです。次に
元気に頑張っている姿を見せると、親は感動して喜びます。親を喜ばせてあげる
のが親孝行と勘違いしてしまいますが、まだ半人前以下で一人前ではありません。
親が心配も出来ないくらい立派になって、「寂しい思い」をするようになったら
一人前でしょう。親子が二人三脚で足をつないで並走するのは、両方が甘えていますし、
両方とも育ちません。子供が親を走り抜けて、その背中が見えなくなるのが「子離れ」
なのです。心配性のお母さんが、子供から引き離されて見えなくなるのは、やはり寂しい
でしょうが先に逝くのですから、「あのとき子供の足をひっぱったなー」と後悔しないように
できたらいいですね。自分がどのあたりにいるか見てください。①心配かける 心配する
②親を喜ばす 親が感動する ③成長して引き離す 心配も出来ずに寂しい 松井秀樹選手の
お父さんが言いました。大リーグで活躍する息子の「何を心配したらいいのか分からんから、
ちょっと寂しいのう」と言っていました。親孝行の息子ですね。