猫との日々
ボクシングジムの女性コーチの方から3月の終わりに「保護猫を預かってくれないか」という相談を受けて、空き部屋を一部屋貸しました。
連れてきたのは、お腹に5匹の子を授かっている品のいい猫のはるちゃん。
実際に保護した方とコーチ2人で部屋を猫仕様にして、毎日朝昼晩お世話に来ていました。
私は、猫のところに遊びに行くたびに「シャー」と鳴かれて警戒されていましたが、ちゅーるの力を借りて、鳴かれない存在にはなれました。
4月初めに5匹の子どもが無事に生まれました。まだ目もよく開かず、お母さんにずっとくっついているミニ猫たち。
生徒が春休みを終えて帰ってくると、部屋に覗きに来ます。やっぱり母猫はるちゃんに「シャーシャー」鳴かれしまいます。
しかし、はるちゃんも徐々に人馴れして「また来たか」の顔を見せるくらいになりました。
猫好きの当直担当Uさんも部屋を覗きに来ます。はるちゃんが押し入れの上に子猫をせっせと運んでいるのを見つけると、落ちると危ないので子猫を下に戻すということをよくしていました。
子猫は日に日に大きく育ち、部屋を走り回るようになります。一番猫の世話を手伝っていたるみは君は、ある日猫部屋で寝落ちしてしまい、顔中乗っかられておもちゃにされていました。
何時見に行っても、はるちゃんは我が子たちに顔をけられたり、乗っかられたりしていますが、泰然自若として動じず。母は強し。
子猫のもらい先が決まり、一匹、また一匹と貰われていく子猫たち。5匹全員が無事に次の家が決まり、先週の金曜日に最後の子猫が巣立っていきました。
最後の夜は、はるちゃんだけだったので、ちゅーるをあげてお腹をなでなで。大分心を許してくれたのではなかろうか。
そして、はるちゃんも保護してくれた方の家に行きました。
3カ月でしたが、もう当たり前の存在でいなくなると寂しくなるものです。
そんな保護猫を育てていた2人は、玄海の暴れ猫せりーのことも可愛がってくれて、最後にせりーのプロフィールを作ってくれました。
ライガー