玄海での一年を振り返って
玄海は、私の姉がネットから探し出し紹介してくれました。不登校の息子をサポートする為、仕事を辞めた私を見兼ねた
のだと思います。1年前の息子は、会話が出来る状態ではなかったので説得することもできず理事長へお迎えの依頼を
お願いしました。早朝のお迎えは事前に知らされてはいたものの、忘れられない衝撃的な思い出になりました(笑)
一週間の体験後「ここに居なさい」と伝えるとすぐに「うん」と返ってきました。先生から与えられた30分の間に
ここに残るように説得するはずが1分程で話は終わり入寮することになりました。
玄海で過ごすようになり、会うたびに会話や笑顔が増えるようになりました。玄海のお兄ちゃんたちの話、先生の話、
食べたいものも普通の12歳ができて当たり前のことが実感できて本当に嬉しかったです。空手では体だけではなく
悔し泣きをしている姿に本人の努力を感じ、今までは泣いてヘコんで立ち直れなかったのに、立ち直りの早さにも
成長を感じました。私一人では、こんなにいろんな体験をし成長させてあげることができませんでした。理事長をはじめ
息子に関わって下さった先生方やボランティア、生徒達や支えて頂いた多くの方々のお陰です。心から感謝いたします。
本当にありがとうございました!!
玄海を立志し、ぶっつけ本番で出席した小学校の卒業式は堂々とおどおどしながらこなしてくれました。1年前には想像も
していなかった姿でした。春休みには相変わらずゲーム三昧ですが、うるさい程の会話と笑顔のある生活を送っています。
お風呂に入らない日もありますが、そんな中でも「思いやり」のある行動が垣間見えるときは心が軽くなります。
今後玄海で学んだことを忘れずに中学生活を過ごして欲しいです。
クレヨン母