懐(ふところ)
懐(ふところ)が深いとか浅いとか言われますが、まず最初に左右に二本の線を
イメージしてください。左側の線は新しい人、物. 事と接するところです。新しい
人と出会うわけですから当然何も分かりません。分からないこの段階で物事を決める人が
います。会社やバイトに入ったばかりなのに「僕のことを分かってくれない」「バイトの
先輩は怖い人に違いない」など。これからバイトや仕事を始めるときは、トリアエズ、テキトーに
やることです。人には使えるカードの枚数が決まっています。最初から真面目に誠実に
一生懸命のカードを切るのは間違いです。最初から真面目にやる人は懐が浅く信用になり
ません。時間が経過して右の線に来た時、苦しく辛いことが起こります。自分にとって
譲れない大事な問題が起こります。このとき真面目に誠実に一生懸命になることです。
懐が深い人間は最初はズルかもしれません。社交辞令ですますかもしれません。しかし
困った時はズルをしませんし、人に優しくするものです。カードを切る順番を間違えない
ように、真面目のカードを安売りしないように、そして本当の努力は隠れて見えない所で
やるのです。