得意 持ち味 個性
得意のことを探している人がいます。それを求めることはもちろん悪くはないのですが、
求める方法が上手とは言えません。勘違いしやすいのは、野球やサッカーの世界一の選手と
普通の選手とでは、違う練習をやっていると思い込んでいることです。どの選手も普通の
練習をしているのです。剣道の六歳の剣士と八十歳の名人剣士は同じ練習をしています。
探して見つけたいのであれば、次のことがヒントになるかもしれません。どの分野でも
秀でた人達に共通している点があります。生活や人間関係においてその特徴がみられます。
生活は(衣 食 住)ですが、着た服はきちんと洗濯後片付けて、食事が終われば洗い
ものをして、住む部屋はきちんと掃除しています。後片づけをして次の準備をしているのです。
人間関係では挨拶、返事、会食はきちんとやっています。分からないときは聞けばよいですし
「オネガイシマース」 助けてくれたら「アリガトウゴザイマース」 失敗したら「ゴメンナサーイ」
でしょう。これらのことはどの分野も必要不可欠なものです。絶対に必要な物ですから全部やることです。
その時、個性は炙り出されてきます。サボると個性は曇って見えてきません。コツコツサボらず。力まず
ずっと続けることです。個性は見つけるものではなく、磨くもの。必ず誰かが見つけてくれます。