自己中心性
絶えず、自分を中心に据えて、ものを考え、行動する傾向が「自己中心的」です。
不安で悩んでいる時は、とりわけそうで、朝から晩まで自分のことを考えてしまいます。
人間の成長とは、自己中心を打ち破る過程であり、そのために「人のために尽くす」という
実践方針がかなめです。心の修養をして「悟り」をひらこうとする人もいますが、これらの
修養主義が大きな効果をあらわしにくいのは、自分が精神的、心境的に人より優れるということを
中心に、努力することで成果が上がりにくいのです。理想化タイプの人は完璧を求めますが、
「自分は少しくらいヘンに思われ、バカと思われても、みんなが便利で、幸せになるように」
と考え行動することで、大きな力を発揮するでしょう。