2019.12.13
嶋田聡の今週の一言
世の中の当然のところの位置を間違えると、見方が全然変わってきます。
大きくなれ、上手くなれ、 強くなれ、優しくなれと、一言も声をかけないのが当たり前なのです。
スイミングで泳ぎ方を教えないのが当たり前で、勉強は教えないのが当たり前なのです。
人からこうなって欲しいと言われるのは宝くじが当たったようなものです。
勘違いしやすいのは、人から声かけられるのが当たり前、人から優しくされるのが当たり前と思ってしまうことです。
上手くなりたければ自分から聞きに行くべきですし、自分で何とかするものです。
仕事は見つけて探してさせてくださいというのが当たり前なのです。
親が子供の面倒見るのが当たり前ではないのです。
声をかけられないのが当たり前ですから、それは感謝すべきものです。
それを面倒くさい、うざいと感じるのは大いなる勘違いです。
親の小言はありがたい事なのです。
しっかり強く大きくは自分で考えるべきで、自分で切り拓かないといけません。そうでないと一人前にはなれません。
子供に優しすぎるこの国で横着者にならないように育つのは大変な時代です。
自分の基準がどこにあるのかをいつも見ながら、当然の所をずらさないことです。
世のなかは優しくないのですから、見ててくれた人や声かけてくれた人に対する感謝を忘れないようにして下さい。