2020.1.6
嶋田聡の今週の一言
「感情は行動によって変わる」が感情の法則の要です。
「暑い」と感じる時、ただ暑さに耐えるより、何か必要なことをした方が暑さを忘れることはよくあることです。
人間の感情は、心の中で操作して、これを変えようとしても、なかなか変わらないものです。
理屈のほうは、間違いが分かる時は、石を割るようにカラリとわかるのですが、感情は蓮の茎を引きちぎるように、切れたようでも、糸を引いていて、なかなかちぎれないものです。
それくらい感情というのは、なかなか割り切ることが出来ないものです。
ところが、そのような根深い不安の感情があっても行動だけはかなり普通にやっていけるものです。
そして、その現実にかなった行動、つまりプラスの実践の積み重ねによって、容易に変わりそうになかった感情も、少しずつプラスの方に変わっていくのです。
プラスの実践の積み重ねによってによって、根深い不安の感情を乗り越えていく方法を、森田理論では「あるがまま」の能動的側面と呼んでいます。
プラスの実践とは、社会生活で有益となる行動で、それをするために「健康的な生活をする」」「人のためにつくす」は、二つの大きな原則です。