孤独
日本人には同調圧力の強い国民性があります。学校では「仲間はずれをつくってはいけない」
「皆で仲良くするべき」という風潮が強くなり、「友達が多い」「誰とでも仲良くできる」人こそ
素晴らしいという認識が広がりました。しかしながら、中高生の頃は一人で物事に向き合い、内省
することで精神的に成長する時期でもあります。孤独な時間を楽しめるのは大事なことなのです。
多数派に合わせなければならないプレッシャーについていえば、多少仲間から外れたとしても、
「自分は自分」という感覚を持つことです。そのために自己を確立するために孤独と向き合うのは
悪ではないのです。人に合わせると孤独を感じないというのは錯覚で、人に合わせすぎるほど孤独を
感じるものです。孤独感や疎外感に対処するには「自分」をしっかり持つ事です。自分をつくるのに
よいのは読書です。本の中には色々な人がいますから、手本にすべき人も見つかるでしょう。
春休みは本を手に取ったらどうでしょう。