強さ
様々な「強さ」がありますが、社会で生活する時、気をつけておいた方が良い点を述べてゆきます。
準備段階として ①「何かを身に着ける」があります。代表的なものとして知識、技術、体力、資格
などがありますが、ポイントは損得を考えないことです。プロレスの受け身ができたら所得が上がるなら、
みんなプロレスを習うかもしれませんが、よく分かりません。写経したら成績が上がるのかどうか、よく
分かりません。 ② なるべく使わずに生活することです。ボクシングのチャンピオンは街でケンカしません。
出来ることをすぐ使おうとする人は嫌われます。時や場所をわきまえないといけません。③ 困っている人、
辛い思いをしている人、悲しんでいる人、難しい状況にある人のために何かをしようとする時、必要なのが
「強さ」なのです。人に勝つのが強いわけではありません。勉強や運動を強くなってほしいのですが、世界
チャンピオンになっても、困っている人の横を通り過ぎる人は、ただの弱い人なのです。オリンピックの
金メダリスト候補が、北京の路上で試合前、困っている人に出会ったとき、4年間の努力を思って、無視して
通り過ぎれば、ただの弱い人です。競技に出られなくても、困った人を助ける人間になることです。ボールを
遠くに投げても、早く走っても意味はありません。メジャーリーガーが「子供のボール遊びで食べています」と
言います。play sportは本来play(遊ぶ)ことなのですから。上司が部下より強いわけではありませんが、上司が
部下に追い抜いてもらおうとするならば、その人は強い人なのでしょう。子供は親より強くならないと親を助けられ
ません。何が得になるのか、何が役に立つのか分かりませんが、わからないまま強くなりきるかです。勉強ができても、
運動が上達しても、強くなったと勘違いしないで、困っている人がいたら助けられる強い人間になってください。