他人のことを考える
自分が他人に何かをしたり、言ったとき、その人から「ありがとう」と言われたら、
自分は何か有難いことを言ったり、有難いことをしたのかもしれません。他人のことを
考えるとは、人からありがとうとお礼を言われることだと勘違いしている人がいます。
人からありがとうと言ってもらうために,こんなに頑張っているのに、何も言ってくれないと
ひがんだり、本当はこんなことやりたくないのに、分かってくれないとひねくれたりします。
自分は他人にやさしく面白いことを求めたり、他人から自分を面白いと思われたいと思って
いる人はどちらも弱いのです。医者が患者がありがとうと言わない人は診ないとなれば大変です。
上司や先輩、同僚にみんなに面白いと言われるのは無理です。人間関係がうまくいくはずがありません。
自分が対象を面白いと思える世界を創るのです。有難うをもらいに行かないで、面白いと思える自分を
つくることが強いことなのです。どんなことでも面白みを見つけることです。好き嫌いを言う横着者に
ならないことです。何でもおいしと感謝して食べる人を他人は応援したくなります。自分の好みを押し
付けたり、人の好みを気にしたりするのは弱者なのです。どんな仕事でも面白みを見つける努力を粘り
強くやることです。粘り抜くことで柔らかくしなやかになります。強者はしなやかに楽しむことができるのです。