ぐずる
ぐずるは赤ちゃんや幼稚園児によく見られます。何かをするときにぐずぐずとして遅いことではなく、
どうしようか決まらないことです。何かをするわけでもなく、 結果として無駄な時間が過ぎてしまうのです。
子供がぐずるのはまだ社会を知らないから当りまえなのですが、何が問題かと言えば、ぐずった実績が残る
ことです。人間は半分は習慣の動物ですから、ぐずらない習慣をつけることです。とりあえず、すっきり
動くことです。人から見るとやる気があるように見えます。ぐずろうと思えば何にでもぐずれます。例えば、
「世の中に出て数学が役に立つとは思えません」「将来、スポーツ選手になろうと思っていないので、
走る意味が分かりません」などなど、将来役に立つことだけやればいいと思っても、それはなかなか
難しい問題ですし、将来役に立つのはぐずらずにすっきり動いた実績です。ぐずると経験することが
少なくなり、状況は悪くなるばかりです。考えて結論を出したらやってみる、進むか、退くのか
やってみてうまくいかなかったら、何回でもやり直せばいいのです。世の中にはぐずっている人に
理解を示して、良く思われようとする人がいます。走っていてきつそうな姿を見ると、
「無理しないで」「気持ちをわかってあげて」という人がいます。将来の為に効率ばかり求める
のではなく、あえて言えば、役に立ちそうもないことを一生懸命チャレンジするのが一番効率的
かもしれません。写経や坐禅やトイレ磨きなどは一見すると役に立ちそうに見えませんが、
とりあえず、すっきりやってみましょう。