首
首から上は頭ですから自分の考えとなります。首から下は身体ですから実際の動き
となります。他人から見えたり、聴こえたりするのは首から下となりますし、
首から上の頭で考えていることは、見たり、聴こえたりはしません。働きます、
デートします、遊びますという時、実際に動けばそれは首から下ですから事実と
なります。頭の中で朝早く起きて走ろうと思っても、昼まで寝ていれば、「本当は
走ろうと思っていた」というのは、嘘ではなくても事実とは言えません。実際に
走った人で「本気で走ってなかったので意味がない」とか、「人に言われて
走っただけで意味がない」という人もいます。そもそもヒトの遺伝子は早く走ろう、
元気になろう、健康になろうとするものです。それにこたえようとする首から
下の望み、動きに理解があっても良いと思います。故障しているのに無理に頑張るのも
首から下に耳を傾けているとは言えません。恋人に振られて食事がのどを通りませんと
いうのは頭の世界で、体は栄養を欲しています。手は字を上手に書きたいと思っていますし
足はボールを蹴ってゴールしたいと思っています。悩む人は、頭の中で立派なことを
考えすぎて体に無理な命令を出しているのです。頭の中まで純粋になれと言われたら、
多くの人は動けなくなります。頭でっかちはやめて頭を小さくすることです。
体がきちんと動いたら体をほめてあげてください。