2019.10.27
父母の言葉
不登校で引きこもっていた時の君は、野球をやっていた時の生き生きとした姿がなくなり、虚ろな目をしていました。
その姿を痛ましい気持ちで見ていたものです。
このままではいかん、何とかできるはずだと思い、玄海にお世話になることに決めました。
迎えに来ていただいた朝、連れられて行く車を少し離れて見送りました。
そして、1週間目の面談の日、君は泣きながら「こんな所にはいたくない。怖い。」と訴えました。
後日先生から「自分に構わないでオーラが全身から出ている」という報告を受け、不安になったものです。
1カ月後の初の帰宅のとき、素直に玄海に戻ってくれるか心配でした。
杞憂でした。君は淡々と準備をし、「じゃあね」と言って戻って行きました。
変わっていったのはそのころからだと思います。
一燈園研修、ランニング、水泳、トライアスロン、ダンス、高卒認定。
すべての活動にチャレンジしたことと先生方の愛情が君を変えてくれたのだと思います。
先日の君の姿を見ると生徒みんなの前に立ち、明るくふざけながらもみんなの行動をリードしているようにも見えました。
もう何も心配していません。
玄海を卒業したら、さらにいろんなことにチャレンジしましょう。
家の中よりも地域、福岡よりも九州、日本よりも世界。外に目を向けていこう。
君には自信があるはずです。