2020.3.19
父母の言葉
1年前はゲーム依存や生活の乱れが続き、受験に失敗した先の見えない悲観的な気持ちがありました。
玄海の存在を知り、翌日代表の先生に会いに行き、すぐ息子を体験に連れていきました。
本人から一週間後の面談で「ここで頑張りたい、寮に入らせてほしい」と言われた時は驚きました。
玄海では入寮した翌日から朝7時に起床して日課をこなしている。これも自宅ではまず難しい事でした。
3か月後にトライアスロンに出場すると聞いた時は耳を疑いましたが、目の前で息子を見て、本人の中で目覚め変わるかもしれない、きっと成長できると感じました。
毎日の下坐業、写経、自省を繰り返す中で自分自身と向き合い、プロレス、ボクシング演劇、ダンス、合宿、一燈園研修等、玄海に居なければ経験できなかった事ばかりで 濃い一年間だったと思います。
毎月送られてくる写経の字を見て日々の変化が伝わってくるようでした。
この一年間の息子の姿を見る中で、親子間の甘え、依存、過干渉があったことに気づかされました。
私自身も自分を振り返り、学べる機会を得たのは息子と適度に距離を取り、穏やかな日常生活をおくれた一年間があったからだと思います。
家族全員が前向きになれたのは玄海でのサポートのおかげです。
息子は仲間たちとともに寮生活で色々な経験をし、この一年間頑張ってきたことで自信が持てたと思います。
これからもいろいろな困難があると思います。それは本人の人生で、自分で乗り越えていくしかありません。
今後は助言しても手を出さず、見守っていこうと思います。本人の力を信じていこうと思います。
玄海では決して見放さず、激しく、温かく、ともに生活し子供たちを育てて頂いた先生方、寮生やスクールの仲間、保護者の皆様、大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
令和2年3月 「やなせたかし」の母より