全寮制のフリースクール玄海は、子どもの自立心を養いながら、勉学に励み成長していくフリースクールです。

父母の言葉

 »  父母の言葉

一年間を振り返って

2017/06/28

昨年の三月には玄海残留を決めた息子は、先輩方が立志され、残った仲間もこの一年で次々と卒寮して行く中、自分がみんなを引っ張ってなければいけない責任を感じながら過ごした一年だったと思います。

[一年間を振り返って]とのことで思い返してみると、親の私も二年目ともなると何の心配も不安もなく、息子の更なる成長と新しく入って来た子たちが変わっていく様、LINEや行事で会うママたちとのお喋りをただただ楽しませて頂いた一年でした。以上、ではつまらない内容で二分の一枚で終わってしまったので、一昨年を振り返ってみることに…

GWに私の両親を連れて玄海を下見、五月末に体験入寮決行!六月に正式入寮、この時、祖母は孫可愛さから「なにもこんな時に入れなくても・・・」と、強制入寮させた私を恨んだらしいです。

入寮から一年経った頃、祖母と息子と私と三人で温泉に一泊したことがありました。この時、息子が色んな話をしてくれました。
「入れられた時は本当に恨んだよ、だけど二~三ヶ月経った頃、考え方を変えた。ここで如何に楽しく過ごすか!に…。」それからは、先生方の教えや共同生活、行事ごとの中で、己の甘さや愚かさに気づいていったようです。そして、「玄海に来て本当に良かった。」とも話してくれました。

半年過ぎた頃から、明らかに表情・行動・言動に変化が見られるようになりました。私の心配と不安が楽しみへと変わっていったのもこの頃だったかもしれません。

 

息子が祖父母に「玄海に入れてくれたお母さんに感謝している」と話したことがあったそうです。
いろいろな体験をし、貴重な経験を積み、先生方の熱心なご指導のお陰で、息子は本当に変わることが出来ました。心から感謝申し上げます。
「こんな所」で二年近くも頑張った息子は本当に凄いです。

追記、四月から車をぶっ飛ばして福岡に行く楽しみが無くなるかと思うと淋しくてなりません。
立志式後の帰りの車の中で息子がこんな事を言っていました。
「大概の人がフリースクールに居る事、居た事を恥ずかしく隠したがるけど、今の俺は玄海で学んだ事、課された事をやり抜いてきた事を自信と誇りに思う。だから、履歴書に堂々と「フリースクール玄海」と書く。」と…。

鹿児島県在住の母

一陽来復

2017/06/28

作文をご依頼いただき、玄海と知り合える前の日記を改めて読み返してみました。当時、息子が中2の秋のことです。
完璧な不登校になってしまい、ネットや書籍を参考にしたり、行政機関、学校、思春期外来の病院等にも相談したりしたものの、評論のような話ばかりで、彼の十代という大切な時間が刻一刻といたずらに過ぎていくことに対する焦燥感や絶望感が、毎日のように綴られています。

こうして日記を読み返してみますと、親にとっては今の生活が夢のようなものであることを再認識させられました。人間とは欲なもので、息子の今の生活態度に不満を抱いていましたが、おかげさまで登校は続けられていますし、4月には高校に行けることが決まっていることはとても幸福なことです。玄海との出会いがなければ、今も不登校のままだったかもしれませんし、家族も今の元気を取り戻せないままだったに違いありません。

息子は不登校という選択をしたばかりに、辛く、苦しく、ちょっぴり楽しい数ヶ月を過ごすことになったわけですが、不登校に伴う一連の窮境が普通に学校に行っていては得難い機会と気づきを与え、勇気や元気を蓄えてくれた素敵な体験や経験を、これからの希望あふれる人生に活かしていってくれることと信じています。

また、息子が不登校になったおかげで、私たち夫婦も玄海とそれに関る皆さんと九州に出会うことができたことを心から感謝しています。

不登校になるくらい特別な感性を持っている本人にとっては、登校や日々の生活はまだまだ辛く、苦しいことも多いのだと想像できますが、玄海での様々な出会いと経験が「今」を生きようとしている彼をパワフルに成長させ続けるでしょう。

「雪に耐えて梅花麗し」
昨年引退した、元カープ黒田博樹投手の座右の銘です。これは、黒田投手の厳しかった母親の影響があったと聞いています。彼女は祖母の葬式で参列した、当時高校球児の黒田選手に式直後にこう言ったそうです。
「お前はすぐ学校へ帰って走ってこい。」と。
子どもたちには、男気あふれる人間に成長してもらいたいものです。玄海ボーイズに栄光あれ!
本当にありがとうございました。そしてこれからも宜しくお願いいたします。

広島県在住の父

玄海での一年間を振り返って

2017/06/28

ここに来られた皆様には、其れ相当の理由があったと思います。理由はどうあれ、玄海しか頼る所がなかったし、こんなフリースクールがあるのを誰も教えてくれませんでした。
やっとの想いで探し当てた場所、見学で玄海に夫婦で訪れた土曜日、帰省してない童達を見て「何で、こんなに素直な童達がいるの?」。初めて玄海を訪れた父兄は、同じ印象を持たれたと思います。嶋田先生とのお話の中、子供を溺愛し口煩い母親、親に依存しながら欲求ばかりの子供、仕事を頑張っても遠くからしか見ない父親…。図星でした。

施設を案内され、最後に施設を降りた所に、銛が置いてありました。ここでは銛で暴れる童はいないんだ、と思い、入学を決めました。その時は息子は熊本の思春期精神科病棟に入院中でした。そこは、薬と閉じ込めの世界。息子がいる所ではないと思っていましたが、そうしなければ母親、弟の命さえ危惧される状況でした。体験を終わり、一燈園の前日に脱走、当日朝、嶋田先生、山本先生に迎えに来て頂きました。恐怖から解放された思いでした。

それからは息子も変わりました。玄海には統合失調症の子はいないということです。今、はっきりと言えますが、嶋田先生は誰でも受け入れることはしないのです。安心して息子をお任せしました。それからは親は息子の変化する姿に驚き、涙しました。演劇、祐徳ハーフ、プロレス、トライアスロン、どれも応援し、感動と達成感を共有できたのは、玄海にいればこそです。

息子は玄海にまかせて大丈夫。ここから父兄との繋がりが一番の安心でした。父兄会でお会いしたり、ラインでも頻回にやり取りがあり、今も助けられています。立志しても家に帰れば性格は変わりません。

先日、中学のクラスメートと笑顔で卒業できたのも、玄海あってのことです。いろんな行事で息子、他の玄海の優しい童達の写真を撮った一年でもありました。レンズ越しに泣く事もいっぱいでした。それは、息子だけでなく、玄海の童達を見ても涙が出ました。皆、もがいて、前に進もうとしていました。自分でもいっぱい写真を撮ったけど、一番のお気に入りがあります。それは、夏の休日でしょうか、奈多海岸からの松林の中、三人の童たちが歩いている写真です。おそらく山本先生が撮ってくれたのでしょう。S君の横に息子が嬉しそうに話しかけています。その横にi君が、ちょっと微妙な距離です。息子の左手には水中めがね、右手にはあの銛を持って、魚取りに行った帰りのようです。大丈夫!と思いました。

熊本県在住の父

 

一週間体験入学・無料相談会 随時受付中!
一週間体験入学・無料相談会 随時受付中!