全寮制のフリースクール玄海は、子どもの自立心を養いながら、勉学に励み成長していくフリースクールです。

嶋田聡の今週の一言

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前向き 後ろ向き

2016/10/21

自分と自分を取りまく他人との関係を考えるとき、誰にでもあわせてゆく人を、人は怪

 

しいと感じます。先生との態度は正しいし、友人との態度も正しい、家族との態度も正しく

 

あろうとすれば、同じ状況が二度とないはずなのに、いつも正しくふるまおうとすることは

 

怪しいことなのです。自分と相手とだけの関係に区切って考えると、両方正しいときは

 

ケンカになります。「自分がどんな状況に生きているのか」は、小さな社会に区切って

 

いると見えなくなります。接する社会のサイズを広げてみることです。その場で、今の

 

状態で、ただしいのが(正しさ)であり、貞(ただ)しさはずっと続けるただしさです。貞しい

 

ことを続けながら、状況にあわせて対応してゆくことです。

 

上手くゆかない、出来ない、失敗したと落ち込む人は、「やれるはず」と思い込んでいます。

 

何もないゼロから誕生した人間は、何もかも初めて経験することばかりです。人間は

 

ゼロスタートで生きているので本来前向きなのです。最初のアルバイトで失敗して落ち

 

込むのはおかしいのです。いつも初めてのことを経験しているのですから、失敗しても

 

コツコツ積み上げてゆけば良いのです。落ち込むのはスタート地点が高いのかもしれ

 

ません。上手くいかない時、何かを変えることです。試合に負けた時、靴の並べ方を

 

変える、挨拶のやり方を変える、道具の片付け方を変える、それが「努力」です。

 

変え続けることです、勝って明るいだけはダメですし、負けて暗いだけなのもダメです。

 

その試合から何が変わったのかが問われます。

 

 

 

 

 

稽古(けいこ)

2016/09/24

額上(頭で考えること)と額下(目耳鼻舌手)が一致するように近づこうと思うのが

 

志であり、近づいてゆくときに修正、改善をすることを学と言います。論語にある

 

「我十有五にして学を志す」はこのことを言っています。頭で考えたことが、すぐに体が

 

動いて実現することはあり得ません。即ち、額上と額下は一緒ではないことをわかる

 

ことが謙虚であり、それをわからない人は無礼ではないけれど謙虚さがないので

 

横着となります。「宿題をやりなさい」と言われて 「今、やろうと思っていたのに…」と

 

いうのは横着ですが、「伝授」するときのお互いの難しさを理解していません。

 

「僕が困っている」「先輩に言ったの?」 「言わなくてもわかってほしい」「わかりません」

 

伝授は難しいことを前提にしてゆくことです。 ランニングをしているとつらくなります。

 

他人には簡単なことでも、本人には大変苦しく、困難に見えます。「在り方」を定める

 

ことです。きつく、苦しく意味がないところから楽しみを見つけ、それが清々しくなるように

 

変えるものが稽古です。新たに変えるために工夫するのです。トライアスロンを走り

 

ぬいた選手が「辛かった」で終わることなく、もう一歩掘り下げて欲しいのです。

 

苦しい、辛いと思うのは自分。それは問題ではないのですが、その時どう向き合うの

 

かが大事になります。

 

 

 

実学

2016/09/11

頭で考えたことや思ったことは額上、目、耳、鼻、口、手を動かすのは額下と

 

するとき、額上と額下が一致するものだと思いがちになります。

 

「僕は今日から強い気持ちで生きてゆきます」「僕のことを分かってください」

 

当たり前のことなのですが、考えた通りや思ったとおりになることはありませんし、

 

実際のやり取りなしに他人が考えていることは分からないものです。額上と額下が

 

一到しないのが前提なのです。ですから一致するよう修正、改善を続けて近づけて

 

ゆくことです。うまくいかないとイライラしたりわがままになったりせずに、

 

できないことを前提に、前向きに生きることが謙虚なのです。自分の気持ちを

 

分かってもらえると思いこんだり、相手の考えていることを勝手にきめつけたり

 

しないことです。自分が思ったことを言葉や行動で発するその量が相手が

 

理解する量なのです。おでこから下の世界で生きてみることです。

 

一人前

2016/07/09

父、母、娘、息子の4人で家事をやっていれば、四人で「一人前」ですから

 

息子は1/4人前と言えます。息子が自分を一人前と勘違いすると、「アルバイトがあるので

 

授業に出られません」と言うでしょうし、家事が出来ない半人前の息子が結婚すると、

 

自分が働く事は出来るが、嫁が働きに出ることはできなくなります。本人だけが一人前と

 

思いこんでいると、周りは半人前として声をかけるので、バカにされたと怒ります。

 

一人前の料理人はウェイターもできます。皿洗いや下ごしらえだけでなく、仕入れや

 

お金の管理、業者との付き合いまで全部できて一人前なのです。一人前の大工は皆で

 

20年で寺を作るかもしれませんが、200年あれば一人で作る力がある人なのです。

 

企業がリストラする時、人数が減っても仕事の量は変わらないので、一人前の人が残ります。

 

家事も仕事も分けた内の一つだけするという人は、残しておきたい人材ではないのです。

 

1/○ではなく時間さへあれば全部出来る人になってほしいのです。

 

夏休みには自分の好きな料理を作ってみるのは面白いですね。

志 こころざし

2016/06/25

「こういうつもり」で○○をするのが志です。「少年よ 大志を抱け」という言葉を連想しますが、

 

クラーク博士の言葉は「大いなる志」であって、「こころざし」は最初は何でも手のひらサイズ

 

から始めます。「テストで百点とるつもり」「ボクシングで世界チャンピオンになるつもり」でも

 

かまわないのですが、35点以上とったことがないのであれば、「つもり」を変えることです。

 

ある人は隣の人に教えるつもりで授業を聴く事で100点に近づいた人がいます。

 

「つもり」は一人々違うので「どんなつもりでどんなふうになるのか」を自分で自由に

 

決められるので、志を持つと自由になるといえます。なりたいものになるのです。

 

うまくいかなければ修正すればいいのです。そして自分の事が分かっておけば

 

思いもよらない結果は起きません。結果は悪くてもかまいません。力まないで、

 

うすーくてもいいから「心づもり」を手放さないで続けていくことです。ボクシングでパンチを

 

打ったら、戻したグローブを頬にタッチするつもりでいると、ガードは上がり強くなります。

 

毎日の食事を好き嫌いしないつもりでいると健康になりますし、箸を上手に使うつもりでいると

 

上品になります。     あなたはどんなつもりでいますか?

 

 

声を出すこと

2016/06/17

フリースクール玄海の一日の生活の中で声を出す場面を見てみます。

 

起床すると 「おはようございます」 トレーニングルームで体操に先駆けて

 

「誓いの言葉 今日一日 怒らず、恐れず、悲しまず 正直、親切、愉快に 力と勇気と信念とを持って

 

自己の人生に対する責務を果たし 常に平和と愛とを失わざる 立派な人間として生きることを

 

厳かに誓います」と宣誓します。 海まで走ってゆき、奈多海岸ではダッシュして海に向って

 

アファメーションです。「眠たいけど 頑張って起きようとする自分が好きだー」

 

食事は合掌で始まります。「一つ、過食少食、偏食を離れ 好き嫌いせずいただきます。

 

一つ、今日立派に生きるため、この食事をつくってくれた人に感謝していただきます、

 

一つ この食事ができる事を親、家族に感謝していただきます」 朝礼ではその日の目標を

 

起立して発表します。 「英語の授業に集中します」夜の自省は三階で行われます。

 

「私は今日、英語に集中するという目標を立て、達成出来たという誇れることがありました、

 

また下座業に集中出来なかったという恥ずかしいことがありました。明日は必ず充実した

 

一日になるよう挑戦します。ほかの人の良かった所はノグ丸君が食事当番を頑張っていました」

 

10時30分就寝  「おやすみなさい」

 

 

情感を育む

2016/06/11

情感は人が生まれながらに持っているもので、それは永続的であり「本物」です。これに対して感情は

 

一時的な、突発的な、短期的なものと言えます。見返りと報酬があるときやる人はすぐに清算しようと

 

します。「ホメラレルからやる」「怒られるからやる」とは軽いし浅いのです。やってもホメラレて清算される

 

のでチャラになります。見返りを求めると軽くなるのです。チャラチャラしているのです。一杯のおうどん

 

にも、「ごちそうさん」「ありがとう」では言い尽くせない何か「重み」がある時、その店は繁盛するでしょうし、

 

軽い友人とは離れて行きます。軽い人と重い人は同じ事をしても結果が逆になります。なんとなく

 

世の為、人の為になりそうな事を見返りと報酬を求めずにやると、重みができて自信がつきます。

 

自信がついたら本物です。重みのある人は結果は後からついてきます。得しようとするから損するのです。

 

気付かれないのが本当の「仕事」です。自分で大丈夫というまでやってみることです。重みがつき、

 

本物の自信がつきます。

 

選択の先

2016/05/28

二つの選択肢で迷っている時、そのどちらにも良い点、悪い点があって決断がむつかしい時、

 

言い訳を考えると、どちらもしないものです。悩まずにスッキリさせる方法があります。

 

自分の中でスッキリする方法は「志」を立てることです。「立志」というと人生の大きな問題に対してと

 

思われがちですが、毎日の生活の中にあるものであり、自分が一番快適に生きてここちよいものです。

 

宿題をやる時、「宿題しなさい」と言われると「今やろうと思ったのに・・・」とムカつくでしょうし、やらないと

 

不安になってしまいます。言われる前にやると自信がつきます。「ほめられるからやる」のも

 

「しかられるからやる」のも結果は出にくいものです。すっきりした志を持った人は、おこられても

 

ほめられても関係ありません。それを力に変え修正、改善し続ければよいのです。それが「学ぶ」

 

ことです。 「させられてやる練習は意味がない」 「させられてやる練習も意味がある」どちらも

 

正しいのですが、自分から進んで練習するときは自信がつきます。結果は後からついてきます。

 

悩んだときがチャンスです。言い訳せずに「志」をたて、自分なりのスッキリした先を描いて下さい。

 

学ぶ力

2016/05/14

「学ぶ」は一番古い伝わり方では、今生きている状況の中で、生活を変えていくかということです。

 

どんな人、物、どんな気持ちの人達の中で、感じ取る「才」やそれを実現する「能」を修正、改善してゆくか

 

ということです。自分を変えない、変わらないというのは学んでいないことになります。学ぶ力は修正能力

 

です。 勉強や運動を学ぶことをやめないことです。どうしたらいいのか正解はありません、かえることが

 

正解です。材料はどこにでもあります。見たり、聞いたり、触れたりする中で修正してみて下さい。

 

とりあえず新聞のテレビ欄以外も見てみることです。「これさえやっておけばいいんでしょ」と

 

怒られないようにやる人や、 「どうしたらいいのですか?」とすぐ問う人は学ぶ力がないといえます。

 

自ら変わろうとする人は修正能力が高いといえます。

 

難しいのは学ぼうとしている子に声をかけてしまうことです。変えようと努力している気配を感じたら

 

何も言わずに待つことです。待つ努力を辛抱力と言います。言ってわかる子には言わないで、

 

言っても分からない子には言い続けるのが「教える」ことなのでしょう。

 

引きこもりと暴走族

2016/05/01

引きこもりも暴走族も社会性がないという点では同じです。非社会的か反社会的かの違いです。。

 

両者とも社会に出ること、仕事に就くこと、大人になることを遠ざけているのでしょう。

 

社会性を育てるのは学校です。学校はそこで生きてゆくための練習をしているからです。

 

学校に行けなくなるきっかけの多くは人間関係です。「人とともに生きる」のがむつかしいと思う人は、

 

人間関係のとり方がうまくありません。幼児的依存心が強いと人の目が気になりますし、自己中心性が

 

強いとおもいやりに欠け、観念的すぎると考えすぎて動かなくなります。依存心をとり、他者のことを想い、

 

体を動かすことを継続することで「自信」をつけることが大切です。自分を信用できるまでには実践と時間が

 

必要です。人より成績が良いとか、走るのが早いという相対的な自信よりも、自分で決めたことをやり続け

 

ることで得られる絶対的自信です。自分を信用出来たら他者が信用してくれます。難しく見える人間関係

 

も自信を持てるようになると楽しくなるものです。今日から人の役に立つことを一つだけ見つけてやって

 

いくならば、半年後には素敵な世界が待っているでしょう。

 

 

感情と情感

2016/04/24

怒りや悲しみや喜びなどは感情ですから、一時的であり、表面的であり 流れてゆくものです。

 

これにくらべて情感は本能的で安定しているもので、日本人は情感に生きてきたといってもよいでしょう。

 

大会で優勝した感激は次の大会への不安を生むかもしれません。テストで100点取っても、次も点を

 

とれるか気持ちが不安定になるかもしれません。誰もいないトイレで便器磨きしている人が持つ心の

 

充足感は、本質的であり、安定的です。建設会社の社長がいっていました。「あいつは資格もないし、

 

免許を持っているわけでもないが、仕事が終わると必ず現場のトイレを磨いて帰る」「あいつは

 

信頼できる」と。情感での安心感を生むものは、一つには「徳」を積むことだと思います。

 

一日の中に情感を育む部分があると自信につながります。大相撲で勝った力士はガッツポーズをしません。

 

相手に失礼ですし、何より自分の相撲がとれたかが大切なのです。たとえ勝っても、自らに向いて

 

「これではいかん」と思ったら、それは恥ずかしいことなのです。うまず、たゆまず、あきることなく、

 

さぼらず力を尽くしてゆくなら、人間として自信をつけ安定してゆくのです。

 

マズローの欲求説

2016/04/21

欲求の第一段階は生命欲求です。生きるために食べる、眠るなどです。次に愛情欲求がきます。

 

父母や家族、友人などに愛されたいですし愛したいという欲求です。三番目は帰属欲求です。

 

家族や学校、集団に帰属したいという欲求です。次は承認欲求で、人から認められたいというものです。

 

最後の段階で自己実現欲求がでてきます。「自分はこうありたい」というものです。現代の女性は自己実現

 

欲求が強く、社会で働いて収入を得るだけでなく、社会貢献をしたり、何より「生きているという実感」を

 

得ようとします。家族の為に自己犠牲的に生きることは難しいと思えるのでしょう。しかしながら、「夫や

 

子供の為に献身的に生きることが良いのではないか」と迷うと、家に帰って言い過ぎ・与えすぎ・構いすぎ

 

になってしまうことがあります。これは愛情過多で、愛情不足ではありません。子供が不登校になって、

 

自分が働く事に追い目を持ってしまい、愛情の補償にに走るのが良くないのです。明るく生き生きと

 

働くお母さんを子供は大好きなはずです。「あなたらしくあること」を大切にしてください。

 

 

落ち着き、器が大きい

2016/04/17

縄文土器のような上に広がってゆく三角垂をイメージして下さい。上から見ると底からだんだんと円は

 

広がっていきます。器がだんだんと大きくなっていきます。最初はものごとの始まりですから幼いわけで

 

、そこから始めるしかありません。円を三つに分けると、家庭、学校、社会になります。小学校で優しい子

 

だけど「勉強はしません」はよくありません。看護学生が「私達も一生けん命なんですよ」と言って、

 

看護実習の時、家の手伝いをしなくなると、「底が抜けている」といいます。勉強の成績や運動の記録

 

などの目に見える結果は意味がないと思ったら何も始まりません。まずはしっかり、一つずつ一生懸命に

 

やることです。人は社会的経験(年齢)の分だけ期待します。年齢分広げてゆくには、少し離れて視野を

 

広げてみることです。底ぬけにならない様に目の前のことに集中していきましょう。そうすればそれなりの

 

年になれば、落ち着いてくるものです。

 

 

 

 

下坐 下働き

2016/03/27

なりたい職業を考えるとき、「その職業が良いな」と見えているのは、一割かもしれません。

 

全体を三角形でイメージすると、皆が観ているプロ野球の選手は三角形の上部で、

 

残り九割は練習をしている二軍、三軍、実業団や大学、高校の野球部なのかもしれません。

 

下調べや下拵え、下地はこの三角形の下にあります。三角形の下にある長方形になります。

 

いつの時代も、どんな国や文化でも、どんな状況でも通じる土台をつくる事が大事なのです。

 

挨拶や返事、下準備、後片付けなどです。下地がないと上物が乗りません。長方形の上に

 

ピタッときているのを「落ち着いている」といいます。礼儀正しさの上に学習や練習は成り立つ

 

のです。野球の練習に掃除が必要です。挨拶がきちんとできる人が伸びていきます。

 

繰り返し、繰り返し土台を作っていくことです。 「そんなことやって意味があるの?」

 

坐禅や写経、下坐業はそんなことなのですが、必ずあなたが上に向けて努力するとき、

 

土台になるでしょう。

 

決める、気まる

2016/03/06

人が生きていく場所は、大きく分けると三つに分かれます。家と仕事と社会です。

 

「決まる」というのは、結果として「これ」というものが見えたということです。

 

「これ」というものが決まるというのは、全てのものに当たっておいたということです。

 

家の中で「自分はこれをしました」という当たったものがあると、そのぶんだけ

 

繋がっていきますが、抜けていると決まりません、「抜け」は決まらないのです。

 

とりあえず決めていると不安になりますし、本当にこれで良かったのかと不信に

 

なります。仕事は失敗するものです。何がダメなのか全部あたってみるしかないのです。

 

後悔は失敗では在りません。「何でそうなったのかわからない」という後悔は当たってないからです。

 

人生に「決める」チャンスは3回だそうです。それまでの経験と感覚を生かして「これにする」と決める

 

ことです。それまでは全部やってみて、当たってみて、きたるべく「決断」に備えましょう。

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